TOEICを受ける理由はあるのか？スコアで測れない部分は要注意
TOEICは英語の資格試験の中でも特にメジャーな存在で、 英語力を測定するならとりあえずTOEICを受けておこうと考えて いる人は多いでしょう。
本屋に行ってみれば、おびただしいほどのTOEICの 本が売っていて、どれを選べばよいかわからない 状態なのは事実です。
しかも就職や転職をする時にもTOEICのスコアが 必要になることもあり、TOEICがいかに世界から 注目されているかが伺えますね。
確かにTOEICでハイスコアを取れたとしたら、 相当な実力があることは事実なので、素晴らしい ことなのですが、TOEICを受験する前に注意しなければ ならないことがあります。
それはTOEICを受験する必要があるのかどうかです。
なぜ受験目的が大切なのかというと、TOEICはあくまでも 試験にすぎないからです。
試験である以上、そこで測定できるのは今まで勉強してきた 知識や経験量に限定される点には注意が必要です。
別の言い方をすると、TOEICでは日常生活で必要な英語力を測定するには限界がある ということです。
例えば、これから旦那の出張により家族全員が 海外で生活することになったとします。
これから英語の勉強が必要になりますが、英語を勉強する目的は、 買い物に行ったり、銀行に行ったり、お出かけした時に、 外人に話しかけられたら英語で返事ができるようになる最低限の レベルで十分である可能性が高いです。
このような状況において、あえてTOEICでハイスコアを狙うために 必死で勉強する必要はあるでしょうか？
もちろん必要ありませんね。
ですので、TOEICで900点のスコアを持っている人より、 TOEICは受験経験がないけれど海外生活が長い人の方が 海外での生活に馴染める可能性が高かったりします。
ただ、TOEICのスコアと生活レベルの英語力と全く関係がない かといわれると、決してそうではありません。
もちろんハイスコアを持っている人のほうが、 より生活レベルの英語力で苦労しない可能性が 高いので、決してTOEICのスコアが無駄になるわけではありません。
以上の注意事項を踏まえて、英語学習に取り組まなければなりませんが、 もしとりあえずTOEICでも受験しておこうかと考えているのであれば、上述の通り、 受験の必要性についてじっくり検討して欲しいと思います。
ですので、外資系企業への転職を希望するなどが理由で、 どうしてもTOEICでハイスコアが必要なのであれば、 TOEICの試験を知り尽くした講師陣が在籍している TOEICスクールを利用して全力で勉強に専念するのが妥当です。
しかしTOEICでハイスコアは必要ないけれど、日常会話レベルを できるだけ無駄なく学習したいのであれば英語コーチングを 受けることをお勧めします。
健闘を祈ります。
コンテンツ一覧
