英語力を伸ばすには?英語だけでなく日本語の教養が大切な理由を解説
「英語力を伸ばすにはどうすればよいでしょうか?」
こんな質問があったら、即座に英語の勉強をすれば良いと 答えるでしょう。
では、以下の質問はどうでしょうか?
「英語力を伸ばすには英語の勉強だけで十分でしょうか?」
この質問に対しては、自信を持ってYESと言える人は なかなかいないのではないかと思います。
実際のところ、英語力だけでは不十分です。
なぜなら、日本語の理解ができていないと、そもそも英語が理解できないからです。
ここで具体的な例を挙げてみます。
The expansion of the corona has hit the Japanese economy more than the Lehman shock.
これは日本語に訳すと 「コロナの拡大は、日本経済にリーマンショック以上の打撃を与えた」と いう意味です。
さて、この英文ででてきた「リーマンショック」という単語ですが、この単語の意味が日本語で 理解できない状態で一生懸命英語の勉強をしたとして、果たして英語力は 伸びるでしょうか?
もちろん無理ですね。
これは経済のジャンルの教養として日本語レベルで理解していないと、 英語ではさっぱり理解できないのは当然です。
実際に英語の学習をしていると、経済に限らず、政治、芸術、スポーツ、科学、医学、 テクノロジーなど、教養が問われることが多く、これらを日本語レベルで理解していないと、いくら頑張って ネイティブ講師のレッスンを受けても、朝から晩までシャドーイングをしても、 いずれ英語力で伸び悩む時期がやってきます。
例えば、大学の受験であれば、受験する学部に関連する教養が英語で 問われることもありますし、TOEICであればビジネス背景を問うようなジャンルが 問われることが非常に多いです。
ですので、英語だけでなく日本語も同時に学習することが大切です。
では、日本語をいかにして学習するかが問題となりますが、 非常にお勧めの学習方法があります。
それは新聞の社説です。
学習は習慣化が大切だといわれるとおり、朝起きて朝ごはんを食べる前に 10分だけ社説を読むなどと自分なりに学習時間を確保することを習慣化させると 日本語の教養が身に付くはずです。
今まで新聞を読んでこなかった人には非常に過酷なスケジュールになりそうですが、 英語と日本語を同時に学べる一石二鳥のビッグチャンスだと思ってポジティブに 取り組んでみてください。