リスニング頭に入ってこない?対処法のディクテーションを紹介
リスニングは、口頭でのコミュニケーションをするにあたり 非常に重要なスキルになります。
そもそも日常、ビジネス、旅行などあらゆる状況において 相手が何をしゃべっているのかわからなければ コミュニケーションができるわけもないので当然です。
最近はリスニングのための教材が次々と誕生していますし、 学習用の動画が見れたりと、勉強をするには恵まれているのは 本当に喜ばしいことです。
中でも特に人気が あるのが、聞き流すだけでリスニングが上達するような 超便利な学習ツールです。
私達人間は、苦労することを嫌う傾向にありますので、 聞き流しているだけで自動エスカレーターに乗ったかのように ラクラクリスニングが上達してしまう夢のような勉強法を 見つけると、飛びついてしまうのは当然のことなのかもしれませんね。
しかしこういった便利なツールが開発されているにも関わらず、 リスニングが頭に入ってこないで悩んでいる人がいるのは 一体なぜなのでしょうか?
実は私も聞き流し教材を使って学習したことがあります。
聞けば聞くほどリスニングが上達するなら、朝から晩まで 毎日聞いてみようと時間を惜しんで頑張ったのですが、 一体どんな結果になったかというと・・・確かに 英語の音に慣れることはできたのですが、英語が理解できないまま 虚しく聞き流しているだけであり、結局 全然上達しませんでした。
今までやってきたことは単なる自己満足だったと思うと 生きる気力を失ってしまいますね。
もしかしたら同じような経験をした人もいるのではないでしょうか?
ただ落ち込んでばかりはいられませんので、 気を取り直して、また再び学習を開始しました。
この失敗経験を通じて、いろいろ対策を検討したのですが、 遂に重要な事実に気づいたのです。 その重要な気付きとは 英文の理解には聞きながすだけでは 不十分でありディクテーションすなわち読み上げられる外国語を書き取る作業が有効であることです。
これはある英語スクールを受講していた時のことなのですが、 偶然TEDという教材を使ったレッスンがあったのが救いでした。
このTEDとはTechnology Entertainment Designの略で、 世界中の著名人によるさまざまな講演会を配信している非営利団体による 英語配信サービスです。
ここで提供しているスピーチがとても素晴らしく、 何度も耳にタコができるほど英語を聞いて、 しかもディクテーションが同時に実施できるようになっていました。
この学習方法であれば、安易に英語を聞き流してしまうことはなく、 理解できるまでひたすらディクテーションを辛抱強く継続 していき、遂に英文が理解できるレベルに到達できるようになりました。 なかなか聞き取れなかった音声と英単語を結びつけられるように なった瞬間は、頭が塗り替えられるかのような新鮮な感覚でした。
「なるほど!これが本物のリスニング上達法なんだ!」と思わず唸ってしまった ほど感激したのを今でも鮮明に覚えています。
もしリスニングの聞き流しで効果が出ないのであれば、一度 ディクテーションを実践してみることをお勧めします。