スピーキングが苦手で会話ネタに詰まる?相手に喋らせて乗り切る方法
上司や部下が外人であったり、クライアントが外人であったりと、 仕事上どうしても外人と一緒に行動しなければならない人はきっといらっしゃる でしょう。
外人は日本人と違っておしゃべり好きが多い傾向にあります。
おそらく日本人より陽気な気質なのでしょうから、こればかりは 仕方がありませんね。
特に一緒に食事をする時は本当に大変です。
日本人同士でおしゃべりをしながら食事をするのは 楽しいけれど、外人が相手だと英語でおしゃべりしなければ ならないのでまさに地獄の時間です。
頭の中は瞬間英作文の作業で一杯ですので、せっかくの 美味しいお食事も台無し・・・ 面倒くさくて逃げ出したくなるのも 無理はありませんね。
実は、過去に外人との商談で大失敗をした経験がありますので これについてお話しします。
商談でやってしまった大きな過ち
実は重要な商談のため外人と一緒にお食事をしたことが あるのですが、この時の失敗はあまりにも痛々しいものでした。待ち合わせ場所は、とある高級レストラン。
約束の時間になると商談相手の外人が登場し、 笑顔で握手を交わし、名刺交換をして自己紹介まで 無事済ませてホッと一安心でした。
その後も、仕事の話、業績の話、製品サービスの話 など無難に乗り切り、本当に絶好調のまま会話が 進んで気分はウキウキ状態をキープ。
しかも今日の商談に備えて今までコツコツとストックしていた話のネタが そっくりそのまま使えたこともあり、自分の準備の良さに 酔いしれていたのは事実です。
ここまではスムーズにいったのですが、 ある程度世間話をしていると、会話のネタが尽きてしまい、 状況が一気に急変・・・あたりは静まり返っていました。
何かネタを探して話をしなくてはと 焦るばかり・・・しかし何も思い浮かばないのです。
カタカタとフォークとナイフの音だけが鳴り響き、 時間ばかりが過ぎていくこの時間は本当に気まずい時間です。
正直いって、まだ面倒くさくても会話があったほうが マシと思えるほど苦痛でした。
相手の顔からは完全に笑みが消えていて、 お互い目を合わそうとさえしない・・・ これは紛れもない大ピンチです。
そろそろ商談が開始される時間にさしかかったときの 事です。
クライアントが突然スマホを取り出して 「急用が入ったので今すぐオフィスに戻らなければならなくなりました。 今回の商談はまた別の日にしましょう」 と言い出し、そそくさと帰ってしまいました。
それ以降、商談の話は一切ありませんでした。
せっかくの昇進のチャンスを逃して撃沈させられたと 同時に、ネタ不足の対処法について学習していなかったことを 深く後悔しました。
会話を際限なく盛り上げる門外不出のフレーズ
私は今回の失敗を二度と繰り返さないように 対策をしようと、 英語スクールの先生のところに相談にいきました。すると 先生からこんなアドバイスがありました。
無理にしゃべろうとする必要はありません。相手の好きな話をしてもらったらどうですか?
これは目からウロコでした。
話のネタに詰まると、なんとかしてしゃべらなければならないと 思って余計苦しんでしまうわけですね。
しかし相手のしゃべらせる工夫をすれば自分は無理にしゃべる必要が ないのですから、これは本当に素晴らしい工夫だと感心しました。
続けて先生はこうアドバイスをしてくれました。
相手の話に共感の意を示すとさらにしゃべってくれるようになりますよ。
これもまた素晴らしいアドバイスです。
言われてみればその通りですね。
人間は共感されれば嬉しいですから、さらに心を開いていくのは 当然のこと。
この先生のアドバイスをもとに、相手の趣味を聞き出す工夫をすることに しました。
その後、外人と会話をする機会がある度に、いろいろ趣味を聞き出す 訓練をしたのですが、もっとも効果があったフレーズがあるので シェアします。
それはこちらです。
What are you doing on your holidays? (休日は何をしていますか?)
大半の人は休日に好きなことをして過ごしているので、これは 非常に効果的な質問です。
さらに、相手に共感するときに効果的なフレーズもシェアします。
・It is wonderful (素晴らしいですね)
・It’s amazing (すごいですね)
・I think so (私もそう思います)
・It’s amazing (すごいですね)
・I think so (私もそう思います)
相手がしゃべるたびに、この3つのフレーズを連発していれば、 相手はどんどんハイテンションになって勝手に話を してくれるので大助かりです。
是非お試しください。