スピーキングで単語が出てこない?全単語を覚えようとすると挫折する
スピーキングをする場合、いきなりスピーキングの訓練をしても 英語を話す土台がないので無駄なってしまうのは当然です。
ですので、最低限のスピーキングができる程度まで 単語力をつけておく必要があります。
単語帳といえば、高校受験、大学受験などの受験勉強向け、 TOEICや英検などの資格試験向けの単語帳、さらに職業別の単語など、 さまざまな形でお世話になっているのではないでしょうか?
この類の単語帳で勉強をスタートしようとすると、1ページから 順番に最後のページまで全部丸覚えしなければならないと思って必死に 暗記をする人がきっと多いかと思います。
しかし実際に単語に出てくる単語をみていると、一生使わないような 重箱の隅をつつくような単語が結構たくさん羅列してあるので、 出てくるたびに「本当にここまで覚えないとならないのだろうか?」 と疑問を感じながらも仕方なく覚えざるを得ないのが現状なのかも しれません。
そもそも人間の脳は物事を忘れるようにできているので、 重要度の低いものは、 時間が経過すると、頭から抜けてしまうものです。
ですので、こういった勉強をしてやっとの思いで覚えたとしても、 いざスピーキングの場になると、せっかく苦労して覚えた単語が 口から出てこないのです。
こういった人ほど、自分は暗記力が足りない、根気が足りない、 そもそも素質がないのだ・・・などを理由に英語の学習で 挫折する可能性が極めて高いです。
では一体どうすればよいのかというと、 単語帳は使わず、出会った単語を都度覚えていく事にに尽きます。
ここでいう出会った単語とは、英会話レッスン中に出てきた単語や、 外人と英語でやりとりしたときに出会った単語や、普段使っている テキストや問題集などで出てきた単語のことです。
このように偶然出会った単語は、非常に印象に残りやすいので、 圧倒的に記憶に残る可能性が高いのがメリットです。
考えてみれば当然のことなのですが、一生使わないような単語を漠然と暗記しようとしてもそもそも 印象に残らないので結局は記憶に残らず忘れてしまうです。
ですので、一生使わないような単語を1,000単語勉強して結局10個しか覚えられないよりも、 実際に出会った10単語を10個全部確実に覚えたほうが費用対効果が良いのは 当然です。
また最近はいつでもどこでも好きな時に勉強するためのツールが開発されており、単語アプリなどがその 典型です。
これも実質単語帳と同じようなもので、もし一生使わないような単語ばかりを 学習するのであれば、利用価値は薄いと考えたほうが無難です。
確かに単語帳になかった音声機能や、録音機能などの機能が搭載されている ものもありますが、やはり印象に残らない単語は、忘れてしまうので、 費用対効果を考えた上で勉強をすることが大切です。
是非確実に覚えた単語をスピーキングに活かしてください。